
結論:2022年秋以降、新規加入受付停止中 — 既存契約者向けの参考情報
**e-ペット70・e-ペット50ともに2022年秋以降、新規加入の受付を停止している。**既存の契約者は継続可能だが、現在からの新規加入はできない(出典: e-pet.co.jp)。
以下は、現在e-ペットを継続中の方、または過去の契約内容を確認したい方のための詳細分析だ。契約更新や他社への乗り換えを検討する際の判断材料として活用してほしい。
e-ペットの2大特徴は、①加入後初めてのケガ限定での100%補償(e-ペット70のみ)と、②病気の待機期間15日(他社は30日が一般的)だ。しかし16年間累計保険料(小型犬・70%プラン)は**¥1,002,360で業界7位**——業界最安のペット&ファミリー(¥207,120)の約5倍、au損害保険(¥512,160)の約2倍のコスト水準にある。
最大のリスクは不担保特約だ。保険金請求が多い加入者に対して、更新時に特定疾病を補償対象外とする「不担保特約」が付与された事例が報告されている。病気になった後に保険が機能しなくなる可能性は、保険本来の目的と根本的に相容れる問題として認識が必要だ。
補償内容の詳細:「初回ケガ100%」の意味と限界
e-ペット70の補償構造

| 項目 | 内容 | 業界内の位置づけ |
|---|---|---|
| 補償割合 | 70%(初回ケガのみ100%) | 特殊——業界唯一の初回ケガ100% |
| 年間限度額 | 600,000円 | やや低め(多くの会社は70万円) |
| 日額・回数上限 | なし | 有利 |
| 待機期間(ケガ) | 0日 | 標準 |
| 待機期間(病気) | 15日 | 有利(業界は30日が主流) |
| 待機期間(がん) | 90日 | 標準 |
| 新規加入年齢上限 | 10歳 | やや広め |
| 継続 | 条件による | 不担保特約リスクあり |
| 新規加入受付 | 2022年秋以降停止 | 既存契約者のみ |
「初回ケガ100%補償」の実際:加入後に最初に発生したケガ(骨折、裂傷、異物誤飲等)に限り、年間限度額60万円の範囲内で100%補償される。2回目以降のケガは70%補償に戻る。これは1回目のケガが高額(例:骨折手術30万円)だった場合に、自己負担ゼロという体験につながる条件だ。ただし、2回目以降や病気には適用されない。
保険料水準と16年累計コスト
月額保険料の推移(小型犬・70%プラン)は以下の通りだ。
| 年齢 | 月額保険料 | 年間コスト |
|---|---|---|
| 0歳 | 3,310円 | 39,720円 |
| 1歳 | 3,520円 | 42,240円 |
| 2歳 | 3,660円 | 43,920円 |
| 3歳 | 3,900円 | 46,800円 |
| 4歳 | 4,070円 | 48,840円 |
| 5歳 | 4,230円 | 50,760円 |
| 6歳 | 4,440円 | 53,280円 |
| 7歳 | 4,660円 | 55,920円 |
| 8歳 | 4,840円 | 58,080円 |
| 9歳 | 5,420円 | 65,040円 |
| 10歳 | 5,520円 | 66,240円 |
| 11歳 | 5,920円 | 71,040円 |
| 12歳 | 6,550円 | 78,600円 |
| 13歳 | 7,190円 | 86,280円 |
| 14歳 | 7,830円 | 93,960円 |
| 15歳 | 8,470円 | 101,640円 |
(出典: イーペット少額短期保険 保険約款および旧公式サイト記載データ)
0歳から加入した場合の16年間累計(小型犬・70%プラン)は**¥1,002,360**。この保険料水準は、加入費用だけで見た場合に業界7位という位置付けだ。
約款分析 — 原文引用で読み解く重要ポイント
① 初回ケガ100%補償条項(e-ペット70固有)
e-ペット70は加入後初めてのケガのみ100%補償という業界独自仕様。2回目以降のケガは70%補償
(出典: イーペット少額短期保険 e-ペット70 保険約款 特別補償条項)
「初めてのケガ」の解釈が重要だ。一般的に「ケガ」は骨折・切傷・異物誤飲などの外傷性傷害を指す。同一のケガ(例:骨折後の経過治療)は引き続き100%補償対象になるが、別のケガ(完治後に別の足を骨折)は70%補償に切り替わる。
他社との比較:100%補償は業界唯一の設計。アニコムやアイペットは初回から70〜80%補償で均一だ。1回目のケガが大型手術(30〜50万円)になった場合の実質的な差額は大きい——例えば骨折手術30万円で、100%補償なら30万円全額、70%補償なら21万円と9万円の差が生まれる。ただしこの恩恵は1回限りだ。
② 不担保特約条項(最大のリスク)
保険金請求が多い加入者に対し、更新時に特定疾病を補償対象外とする「不担保特約」を付与された事例がある
(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)
不担保特約は、保険会社が更新時に特定疾病を補償対象から除外する権利を行使したものだ。一般的な保険約款では既往症除外は加入時に設定されるが、イーペットの場合は「更新のタイミングで後から除外される」事例が報告されている点で性質が異なる。
実際の被害者の声:「病気になったら保険対象から外される。信頼を反故にされた気分」(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)という口コミは、この不担保特約の問題を直接指摘している。保険請求を多く行ったことで「リスクが高い顧客」と判断され、更新時に補償が制限されるという構造は、保険の根本的な役割(医療費リスクに備える)を損なう可能性がある。
現在も継続契約中の方は、年間更新時の条件変更通知を注意深く確認することを強く勧める。
③ 待機期間短縮条項(有利な点)
保険期間開始後15日以内に発症した病気は補償対象外。他社より待機期間が短い
(出典: e-pet.co.jp)
業界標準の病気待機期間は30日だが、e-ペットは15日。この15日短縮は、特定の状況下(例:加入直後に体調不良が発覚した場合)で補償の可否に関わる実質的な違いだ。加入後2〜4週目の病気発症で補償の可否が分かれる状況は、他社より有利な条件になる。
ただし、がんの待機期間は90日で他社と同等だ。
④ 新規加入受付停止の意味
2022年秋以降、新規加入の受付を停止している。既存契約者の継続は可能
(出典: e-pet.co.jp)
少額短期保険として事業を継続しながら新規加入を停止するというのは、事業縮小または規制対応の過渡期である可能性を示唆する。既存契約者としては、将来的な事業継続・保険料改定・補償内容変更のリスクを把握した上で継続判断を行う必要がある。
16年間累計保険料ランキング(小型犬・70%プラン・全社比較)
| 順位 | 保険会社 | 16年間累計保険料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ペット&ファミリー | ¥207,120 | 免責金額5,000円/回あり |
| 2位 | FPC | ¥482,160 | — |
| 3位 | au損害保険 | ¥512,160 | au/UQ割引あり |
| 4位 | ペットメディカルサポート | ¥728,160 | — |
| 5位 | 楽天損害保険 | ¥728,520 | — |
| 6位 | アニコム損害保険 | ¥970,320 | 窓口精算可 |
| 7位 | イーペット少額短期保険 | ¥1,002,360 | 新規加入停止中 |
| 8位 | アイペット損害保険 | ¥1,007,520 | — |
| 9位 | SBIいきいき少額短期保険 | ¥1,228,392 | — |
| 10位 | 日本ペット少額短期保険 | ¥1,237,920 | — |

(出典: 各社公式サイト掲載の保険料をもとに計算)
e-ペットは業界7位という高コスト水準にある。1位のペット&ファミリーとの差は¥795,240——これだけの保険料差があるなら、初回ケガ100%補償の価値(最大で年間限度額60万円分の保険金差)を長期視点で合理化するのは難しい。6位アニコムとの差は¥32,040で拮抗しているが、アニコムには窓口精算・高い知名度・全国7,000院以上の対応病院という付加価値がある。
疾患シナリオ別シミュレーション(小型犬・e-ペット70)
シナリオ1:骨折手術30万円(初回ケガの場合)
| 項目 | e-ペット70(初回ケガ) | e-ペット70(2回目以降) | au損害保険 |
|---|---|---|---|
| 手術費用 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
| 補償額 | 300,000円(100%) | 210,000円(70%) | 210,000円(70%) |
| 自己負担 | 0円 | 90,000円 | 90,000円 |
初回ケガが大型手術に直結した場合の100%補償は実質的なメリットだ。しかし、加入後最初のケガが軽傷(切り傷・軽い捻挫等)だった場合、この100%の恩恵は少額の補償金に消費され、2回目以降の大型ケガには適用されない。
シナリオ2:皮膚疾患で通院10回(1回8,000円)
| 項目 | e-ペット70 | au損害保険 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 総治療費 | 80,000円 | 80,000円 | — |
| 補償額 | 56,000円(8,000×70%×10) | 56,000円(同) | 0円 |
| 自己負担 | 24,000円 | 24,000円 | — |
通院での補償率・上限構造が類似しているため、差が出ない。ただしe-ペットの保険料はau損害保険より高いため、コスト対効果の観点では劣る。
シナリオ3:ガン治療80万円(手術40万+入院10日+通院20回)
想定内訳:手術40万円、入院(10日×2万円)20万円、通院(20回×1万円)20万円
| 項目 | e-ペット70 | 計算根拠 |
|---|---|---|
| 手術・入院計60万 | 420,000円 | 60万×70% |
| 通院計20万 | 140,000円 | 20万×70% |
| 合計(560,000円)と年間上限(60万円) | 560,000円 | 60万上限内に収まる |
| 合計補償額 | 560,000円 | |
| 自己負担 | 240,000円 |
ガン治療のような高額複合医療では、年間限度額60万円が70万円の他社より10万円少ない点が不利に働くケースがある。今回のシナリオでは56万円の補償で60万以内に収まるが、医療費が90万円・100万円規模に増えると年間60万円の上限が制約になる。
口コミから見る実態 — 約款条項との対応
「病気になったら保険対象から外される」(不担保特約・直接的な被害)

病気になったら保険対象から外される。信頼を反故にされた気分(不担保特約付与に関して)
(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)
約款の「更新条件:不担保特約の付与事例あり——保険金請求が多い加入者に対し、更新時に特定疾病を補償対象外とする不担保特約が付与された事例がある」が現実に起きたケースだ。保険の役割は「病気・ケガのリスクに備えること」であり、請求が増えたタイミングで補償が制限されるという構造は、この役割の根本と齟齬がある。
「保険請求額が多い方への退去願い」(選別的運営への批判)
保険請求額が多い方への不担保通達。明らかに保険金額を上回る方への退去願い
(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)
これも不担保特約・更新拒否に関連する口コミだ。保険金請求が多いということは、保険が必要な医療費が多いということでもある。その状況での補償制限は、慢性疾患や繰り返し手術が必要なペットにとって最も困るタイミングでの打ち切りを意味する。
「手術の際ほぼ全額戻ってきました」(初回ケガ100%補償の体験)
手術の際、20数万円ほぼ全額戻ってきました。次からは7割ですが、入っていてよかった
(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)
初回ケガ100%補償条項の直接的な効果体験だ。「次からは7割」という記述が、この飼い主が条件を正しく理解している点も注目に値する。初回の大型ケガで全額補償を受けた後は標準の70%に移行するという設計が、実際の補償体験として記録されている。
「かかったお金は確実に70%サポートをいただいています」(継続加入者の評価)
かかったお金は確実に70%金銭的サポートを頂いています。現時点での不満はありません
(出典: inunavi.plan-b.co.jp/e-pet/)
不担保特約の問題を経験していない継続加入者の視点だ。年間限度額内での70%補償が安定して機能している間は、保険としての役割を果たしている。ただし「現時点での不満はない」という表現が、将来の不担保特約付与リスクへの認識を示している可能性がある。
e-ペットが(継続加入者として)現状維持で合う人
- 現在継続中で、不担保特約なしの契約を維持している飼い主
- 加入後の初回ケガ補償(100%)がまだ未使用で、高リスク活動を行う犬種を飼っている
- 病気の待機期間15日という他社より短い条件の恩恵を受けた経緯がある
- 補償内容や保険料に大きな問題を感じておらず、変更によるコスト(手続き・既往症の新たな除外)を避けたい
e-ペット(乗り換えを検討すべき)人
- 不担保特約を更新時に付与された、または付与の通知を受けた飼い主(この保険の機能が部分的に失われている)
- 16年累計¥1,002,360という高いコスト水準を意識し、他社との費用対効果を比較したい人
- 新たに加入を検討している方(2022年秋以降、新規受付停止のため加入不可)
- 慢性疾患や繰り返し請求が予想されるペットを飼っており、不担保特約のリスクが許容できない飼い主

乗り換えの際の注意:e-ペットで既に診断・治療を受けた疾病は、新たに加入した保険会社で「既往症」として補償対象外になる可能性が高い。乗り換えのタイミングと対象保険の既往症除外条件を事前に確認することを強く推奨する。
まとめ
e-ペット少額短期保険「e-ペット70」は、初回ケガ100%補償と病気待機期間15日という独自の設計を持つが、新規加入停止中・業界7位のコスト水準・不担保特約による補償縮小リスクという3つの制約が重なる。既存継続加入者にとっての判断軸は「現在の補償条件が維持されているか(不担保特約が付いていないか)」と「他社との費用対効果比較」の2点に集約される——特に不担保特約を受けた場合は、乗り換えコスト(既往症除外)と現状維持コスト(補償縮小)を具体的な数字で比較することが重要だ。
保険料表(月額・税込)
| 年齢 | 猫 | 大型犬 | 中型犬 | 小型犬 |
|---|---|---|---|---|
| 0歳 | 1,680円 | 3,350円 | 3,200円 | 2,510円 |
| 1歳 | 1,600円 | 3,400円 | 3,310円 | 2,690円 |
| 2歳 | 1,560円 | 3,440円 | 3,440円 | 2,810円 |
| 3歳 | 1,570円 | 3,560円 | 3,540円 | 3,000円 |
| 4歳 | 1,710円 | 3,780円 | 3,710円 | 3,100円 |
| 5歳 | 1,860円 | 4,260円 | 4,100円 | 3,180円 |
| 6歳 | 2,000円 | 4,460円 | 4,410円 | 3,320円 |
| 7歳 | 2,150円 | 4,640円 | 4,610円 | 3,580円 |
| 8歳 | 2,350円 | 5,040円 | 4,920円 | 3,960円 |
| 9歳 | 2,560円 | 5,360円 | 5,280円 | 4,390円 |
| 10歳 | 2,800円 | 6,170円 | 6,080円 | 4,820円 |
| 11歳 | 2,980円 | 6,630円 | 6,330円 | 5,390円 |
| 12歳 | 3,160円 | 7,340円 | 6,470円 | 5,750円 |
| 13歳 | 3,340円 | 8,060円 | 6,500円 | 6,070円 |
| 14歳 | 3,520円 | 8,770円 | 6,750円 | 6,600円 |
| 15歳 | 3,710円 | 9,490円 | 7,300円 | 7,140円 |
出典: イーペット少額短期保険公式サイト(https://e-pet.co.jp/)
口コミ
良い口コミ
気になる口コミ
病気になったら保険対象から外される。信頼を反故にされた気分(不担保特約付与に関して)
出典: review_siteリンク (Sun Jan 01 2023 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time))
保険請求額が多い方への不担保通達。明らかに保険金額を上回る方への退去願い
出典: review_siteリンク (Sun Jan 01 2023 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time))
保証内容が改定されて絶望的。加入者全員値上げの通知が来た
出典: review_siteリンク (Sun Jan 01 2023 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time))